長島愛生園には、1時間と2時間のウォーキングコースがあります。
瀬戸内海に面し、海風を感じながら、島々や広大な景色を眺めながら歩くことができます。
コースの途中には、療養所の歴史を伝える記念碑や資料館も点在しています。
春には桜が美しいと聞き、いつかご縁をつなぐ岡山ウォークの皆さんと訪れたいと思っていた場所でした。
全国に13ヶ所ある療養所のうち、2ヶ所が岡山にあります。
現在、入所者の平均年齢は88歳を超えています。
かつて日本で行われたハンセン病の隔離政策は、世界でも例を見ないほど過酷なものでした。
親や兄弟姉妹と引き離され、名前を変え、存在そのものを消されるように生きることを強いられた人生。
療養所の外に出ることは許されず、子どもを持つことも認められない。
亡くなっても、故郷に帰ることは叶わない。
入所者の方々、そしてそのご家族が背負ってきた苦しみは、想像をはるかに超えるものです。
差別、偏見、そして隔離。
過去を知ることで、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を経験した私たちが、これからどう生きていくのか。
学べることは、たくさんあると感じました。
今回は地元の友人や先輩が、春休み中の子どもたちと一緒に参加してくれました。
ピカピカの1年生が3人、3年生が2人。
とても賑やかでした。
学芸員の方が丁寧に、わかりやすくお話ししてくださり、心から感謝しています。
かつて、全国から約7000人のハンセン病患者がこのような療養所に隔離されていました。
7000人
それは数字ではなく、
一人ひとりに人生があり、物語があるということ。
「ハンセン病」とひとくくりにするのではなく、その背景にある「人」を忘れてはいけないと感じました。
7月にはお祭りも開催されるとのことですので、参加します。
そしてこの日は、桜もちょうど見頃でした。

